じっくり語り語られてみよう 第2週参加エントリVol1. タカシPさん

じっくり語り語られてみよう参加エントリです・
作品に対するネガティブな表記を含む可能性がありますが,イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.
この作品の語り記事一覧 → No.04: 「アイマスだんご大家族」完成版。




アイマスだんご大家族」完成版。アイマス実写化計画その4
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1990402

[プロデューサー名] タカシP http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%82%B7P(タグ検索)
[エンコード] flv
[ニコニコ動画 非会員URL] http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nicovideo.jp/watch/sm1990402

うあっ、今週は最初が紙動画か…!
確か作品が出た直後にご紹介したよな…?と思って見てみたら、全然語っとらんやん。。ホントすいません。


タカシPさんの、今回の語りイベントに対するコメントを拝見しました。(該当のコメントは、上のイベントリンクからどうぞ)
この作品を最初に拝見した時に感じた通り、この動画を作られた動機がとても暖かいものであったこと。意図を拝見させていただけたのは、大変嬉しかったです。
今回の作品しかり、セバスチャンPさんの作品しかり、この曲には、愛を歌いたくなる/表現したくなる、何かがあるのかもしれませんね。


導入〜中盤まで、実際の絵の切り抜きを使って、パラパラマンガのような形で動画を作るパート。
ここの部分で、普通に、切り抜いた絵の位置を動かして撮るだけだったとしたら、ちょっと味気ない作品になっていたかもしれません。
ネタ元となった映像では、ダンゴが止まっているシーンでも、だんごの弾性っぽい動きが、いかにも意思を持って動くダンゴ(擬人化)を表していました。
こちらの作品でも、同じく止まっているシーンで、ちゃんと絵を動かしている。この手法は、動いている感=擬人化の雰囲気を出すのに、とても役立っていると感じました。
また、動きを含めて、単に元作品の動きをトレースするだけでなく、元の作品をカバーしつつ、アレンジを加えていることで、画面が常ににぎやかになるように構成されている点も、今回の手法を惹きたてていますね。
そして、中盤以降。絵の切り抜きを動かす+自作絵を織り交ぜたパート。
元作品が持っていた、作品通してシンプルに作られているが為の弱点(シンプル過ぎて、ちょっと寂しい)を、オリジナル構成+アイマスキャラの背景の取り入れ(伊織のうさぎぬいぐるみなど)によってクリアされています。


前半の元作品アレンジパート、そして後半のオリジナルパートの内容。どのシーンでも、「アイマス登場アイドル達の友情」を表現することで、この動画が、単なる模倣でなく、ニコマス作品であることをちゃんと意識付けられる。
だんご大家族という、元作品のアイデアをトレースするだけでなく、そのアイデアを元に、訴えたいことがちゃんと伝わってくる内容。
作品の構成面も、素晴らしい作品だと思います。
本当に欲を言えば、オールスターで登場することが重要な作品ですし、各キャラクタの登場シーンをもうちょっと平均化させても良い様な気がしますが… 多分この点は相当タカシPさんも苦労されたことでしょう。曲の時間を考えれば、これは無茶な注文ですね。


そして、作品そのものの内容についても。
アイマスという世界の中では、「765プロのキャラクタは、お互いに交流があって、仲が良い」という事が重要なのではないか、という、タカシPさんの気持ち。
この気持ちに、賛同させていただきます。
今、ニコマス作品が盛り上がっていること、そしてアイマスキャラクタを用いた仮想戦記が流行していること。
どちらも、公式/非公式に「キャラクタ同士のドラマ」が描かれてきた事によって、幅の広い世界が生み出されたからこそ、始まったのだと思います。
そんな視点を、意識的にも、無意識的にも思い起こさせて下さった、この作品。
改めて、「良い作品を拝見させていただきました。ありがとう。」と言わせてください。