じっくり語り語られてみよう 第1週参加エントリ


こちらの企画に、参加させて頂きます。


じっくり語り語られてみよう
http://jikkuri.blog19.fc2.com/


今回は第1週、3作品について、語らせて頂きます。
Shot、紹介形式などは、ほぼ今までの形に準じる形でお送りします。


…じっくり語るには、やっぱりおっさんの語彙の少なさが問題ありすぎかも。^-^;
ややあっさり目の語りになりそうですが、ご容赦下さい。



アイドルマスター エスパー真美「テレポーテーション -恋の未確認-」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3278194

[プロデューサー名] ぎょP http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%81%8E%E3%82%87P(タグ検索)
[エンコード] mp4
[ニコニコ動画 非会員URL] http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nicovideo.jp/watch/sm3278194


うん、カワイイ真美ですね。
ネタ元(エスパー真美)の雰囲気が、軽やかなダンスシンクロと、やや引きメインのカメラワークで、上手く惹き出されていると感じました。
私がピンと来た演出の見所としては、

  • イントロ部分のロゴの登場(元アニメタイトルのリスペクト)
  • 「敏感・情熱」のフレーズで、フラッシュ的な処理を取り入れて歌詞を強調
  • 0:25〜0:33 真美のオーバーラップ
  • 間奏時のテレポーテーションの表現

辺りでしょうか。特に、テレポーテーションの表現は、ちょっとダレやすい間奏を、上手く惹きたてていると思います。
画質、シンクロの組み合わせ等については、作品を多く製作されている方の作品に共通する、安心感を感じますね。
ぎょPさんは、恐らくこういう方向で作る!という意図で作られ、それが完成している作品だと感じました。
ニコマスのダンス素材を使った楽しさを表現する作品として、良作だと思います。
可愛く楽しい作品を、ありがとうございました。


ちょっと脱線して、もし、この作品をウケが良くなるように自分が再プロデュースするとしたら。
演出の方向性を決めて、1点豪華に仕上げる…なんてことをするかも。

1. アニメ調を目指して、演出を豪華に取り入れる。
→ この方向では、すでに多くの作品があります。切り抜きや手書き素材を駆使して、可愛さを引き上げる手法です。
もしこの方向を目指すとなると、現在の作品がベースでは、多少の演出量ではバランスが崩れそうな予感がします。。
2. 大胆なカメラワークの利用
→ カメラワークが多いと、作品自体は一見楽しくなるけど、見る側が疲れる作品になりがちです。
そういった意味でも、「真美のダンスを魅せる」事が目的となると、今のままで良いような。
3. インパクトのあるパートを取り入れる
→ 作品として、「ああ、ここは!」と判りやすいポイントを設けるという手法です。こういうパートが、掴み+ラストにあると、印象に残りやすい作品になります。
とはいえ、あくまでダンスシンクロの楽しさをメインとしつつ、これをやるのは、無理があるかなぁ。

…やっぱり、製作されたPさんのやりたかったことが伝わってきて、それが十分なレベルにある作品に、修正点を出すのは無理がありますね^-^; 失礼しました。





アイドルマスター 真 雪歩 春香 「House Of Love」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3202273

[プロデューサー名] 赤菱P http://www.nicovideo.jp/mylist/2696169(マイリスト)
[エンコード] mp4
[ニコニコ動画 非会員URL] http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nicovideo.jp/watch/sm3202273


サッカー会場の熱い空気で流れるノリノリの曲。
浦和レッズという、世界でも有数のサポーターを誇るチーム。試合で相手のサポーターを圧倒する、あの熱気。
この世界を、ニコマス素材でどう表現するかという、チャレンジ。
見ていて、とてもカッコいい仕上がりで、コメントを忘れてしまいました。良いですね、コレ。
洋楽系は、曲と映像のノリに見入って/聴き入ってしまう為、コメントが少なくなるのは必然かも知れません。特に、これだけノリの良い作品なら、なおさら。
演出の見所としては、

  • とにかくノリノリのダンスシンクロ
  • 最初の、何が始まるんだろう?という導入
  • 少しブラックな画質調整による、作り上げられた雰囲気
  • いかにもありそうな、歌詞フォントの使い方
  • ラストのまとめ方

辺りでしょうか。ラストの爆発にビタッとあわせたフリーズの振り付けは、さすがです。


この作品も、赤菱Pさんの意図通りに完成されているように感じますね。
強いてあげれば、実写シーンとの組み合わせを、曲の中盤でオーバーラップで取り入れて、もう少し会場の熱気を伝えるのもいいかもしれない…くらい。
それも作者の意図の1つ、といわれれば、それで納得するような、些細なレベルだったりします。


最後に1つ、気になった…というか、見る側の問題でもあるのですが。
ニコニコ動画のサムネイルで、作者コメントの冒頭に「浦和レッズとのコラボ第2弾です」という説明が、ちょっと見る人を限定している危険性があるかもしれません。
中身はとてもよく出来ている、ノリノリの曲ですし、あの雰囲気を知らない人こそ、楽しめる作品なのに。
是非「あの会場の熱さを知らない人に」見て欲しい作品ですね。
作品から空気を感じることが出来た、良作でした。





[MAD]Can't Stop My Love−From ポップン8− (真ソロ) 〜アイドルマスター
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3110282

[プロデューサー名] きゃのんP http://www.nicovideo.jp/mylist/70510(マイリスト)
[エンコード] flv
[ニコニコ動画 非会員URL] http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nicovideo.jp/watch/sm3110282


音ゲーの重要な要素である、「リズム感」。
そのリズムに、インパクトのある演出をがっちり合わせてきた作品ですね。
導入部分での、リズムにあわせたタイトルの表示。そして、歌の中でも、歌のリズムに合わせて、音ゲーの画面を彷彿とさせる、線画的なエフェクト。
これだけ演出のタイミングに拘っている作品も、中々ありませんね。。
そして、元々の曲と、真のボイス/キャラクターイメージがとても合っているため、見ていて違和感を感じるポイントが無い。
可愛さとカッコよさの同居する真に、この曲は、本当に似合いますね。
全体を通してみても、真がこの曲を歌っている!という想像をとめる箇所が全く無い、素晴らしい作品です。
こういう雰囲気を作り上げているのは、

  • 間奏パートできちんと口を閉じている
  • アクセサリを殆どつけずに、現実的な衣装でまとめている
  • スローダンスシンクロのチョイス

辺りですが、やはり、この作品での一番の見所は、

  • 歌っている真の表情と、曲歌詞とのシンクロ

でしょうか。
アイマスで用いられている曲と、この曲とでは、中々シンクロさせるのも難しいはずなのですが…


きゃのんPさんの作られる作品は、いずれも上に挙げたような内容で手を抜かない、まとまったものばかり。
今回の作品は、特にこれらの部分で完成度が高く、本当に見入ってしまいました。
「真を、似合う曲で、自分が思ったように躍らせ、歌わせたい」
という、ニコマス作品の原点。
それの1つの到達点に達しようとしている作品なのではないでしょうか。


もし、きゃのんPさんが、現在持っている「自然に魅せる実力」を使って、「インパクトのある何か」を作り上げてきたら。
個人的にお気に入りである、
[MAD]PARANOiA−From DDR1st−(真Dancing! ver) 〜アイドルマスター
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2767017
で感じた、新たな方向も、楽しみにしたいと思います。