新PCについて語るよ!


ニコマスに足を突っ込んで早1年半。
まさか自分が動画エンコとかしまくる立場になるとも思ってませんでした^-^;
早くPV作れよとか思われてる訳ですが、それはまぁそれとしてw


昨年の2月に購入したDELL PC は、本当によく働いてくれたと思います。
その前のPCはCPU雷鳥/メモリ256Mbyte/グラボはPCI接続。H.264でのコマ落ちに耐えられず。組んだのはもう5年近く前。とはいえ、動画を見る以外の事は割と平気だったはずなのですが(^-^;
DELL PCは、Athlon64/メモリ2G→4G/グラボにGeForce9600を突っ込んで、ほぼ何も不満は無いに等しかったのです。


が。


個人的に、PCはCPUやメモリ搭載量よりも、足回り(CPU〜メモリ〜外部バス間のスピード)が重要だと思っていまして。
AMD派だったのは、ここの技術にHyperTransportを使っているのがポイントだったのです。
正直、メモリ内容の読み出しなどにおいて、Intelのシステムよりもキビキビと動きました。この辺、よくあるベンチマークなどでは表に出てこない「体感」の世界ですが。


しかし、Intelは本気。
QPI にて、一気にこの改善を図り、さらにメモリをDDR3トリプルチャネルで構成。正直、クラッとしてしまいました。
そして、わがAMD軍の新CPU、Phenom2は…DDR3メモリコントローラーは内蔵していても、メモリはどうやらデュアルチャネルっぽい。更にはDDR3メモリコントローラーの真価は発揮できるのは、あと数か月かかるとのこと。


秋葉をうろつく事3回。気がつけば、家にはX58マザーとCore i7 920ががが。
移行に手間取りましたが、ようやく安定してメインマシンとなりました。
ってなわけで、スペックと、動画作成に向けたポイントなど。

■CPU/M/B/メモリ

CPU:Intel Core i7 920
 正直言えば、先ほどのバス幅などの面でいえば、最上位の965 Extreme(QPI1レーン 6.4GT/s)を選ぶべきなんでしょうけど、
逆さに振ってもそんな金はねぇ!w
コストパフォーマンスに優れた、920(QPI1レーン 4.8GT/s)でございます。
まぁ、計算上、CrossFireを組んだりしないのなら、これで十分すぎるのですが^-^;


M/B:MSI X58 Platinum
 実はBIOSのUpdateによって、最初にセットアップしていたRAIDが壊れたのはナイショ(汗)
自作時に、パーツのBIOSUpdateを実施するのは常識ですね。本格的にOS導入する前にやっとけという話。
このCPUに対応する初物M/Bなので、トラブルは覚悟の上。いずれこなれたM/Bに換装する可能性はあり。
にしても、豪華なM/Bです。RAIDに、BIOSバックアップ。USBポートは外部直で8つ、内部ソケットが2つ。電源供給できるポートがこれだけあると、USB HUBも要らないという^^;


メモリ:DDR3 2Gbyteモジュール x3構成
 そりゃ、トリプルチャネルでなければ意味がないですね。それにしても、メモリ安すぎだろう。。


■HDD/その他ストレージ

HDD:500GByte HDD x2 + 1TByte HDD x2
 500Gの方は、M/BのICH10Rにて、RAID1(ミラー)を組み、OS(C:)+ドキュメント格納(D:)に割り当て。
1Tの方は、最初RAID1(ミラー)を組んだものの、後述の理由にて、今はそれぞれ独立したドライブ(E: および F:)です。
メーカーは、昔からHITACHI。例の事件に引っ掛からずすみました(^-^; しかしこれだけ買い込んでも、3万円チョイって、どんだけ。。(汗)
その他、DELL PCより、フロントパネルに付けるメモリカードスロットや、DVD Read専用ドライブとDVDマルチドライブを移植。


 SSDの価格下落と、Windows 7のリリース次第では、SSDを2基購入してミラーを組んでC:とし、Windows 7をインストール。
500G HDDを2基足して、RAID0(ストライプ)を組むのもアリかなぁ〜なんて思ってます。


■グラボ/その他

グラボ:nVidia GeForce9600 1枚のみ。
 3Dゲームはしないのでこのままでいいかな。グラボによるハードウェアエンコがこなれてきたら、また考える予定。


電源:550W ケーブルソケット式
 前のDELL PCの落とし穴。グラボ用の電源コネクタもなし、容量も小さめだったせいで、nVidia GeForce9600が安定しなかった(涙)
こいつを突っ込んだせいと思われる不調が、ちょくちょく発生していました。
これに懲りて、電源だけは大容量で良いものを選んだ。ソケット式の電源は取り回しが楽で良いです。
HDDを4基とか無茶出来るのも、これのおかげかな。


ケース:Century CSI-3316II
 HDDが横向きに突っ込めるタイプを購入。それにしても今のPCケースって、軽いわ〜
 組む時に気がついたけど、HDDは専用ネジを止めて、ガイドレーンに突っ込むタイプ。めちゃ楽でした。これは思わぬ嬉しい誤算。


■OSその他

TVチューナー:
DELL PCから移植。問題なくTV見れます…右上に「アナログ」ってでるけどな!w


モニタ:
DELL PCに付いてきた、1600x1200液晶と、この前買ったBenQの1920x1200(16:10)液晶のデュアル。ここはさすがにもうお金掛ける場所無い(^-^;


OS:Windows Vista 64bit OEM
 メモリ6GByteを、どう活用するか、悩みました。今流行りのRAMディスクもアリだと思いましたけど、ここはPCスキルの向上をめざして、64bit化。アプリの相性など、かなり不安でしたが、今のところ出たトラブルは2件だけ。


1) PV4 64bitドライバに、MSの認定が出てない為、OS起動時に毎回F8を押して「ドライバ署名を無視する」を選ばなければ動かない。
→正直これほどウザい機能もありません。…が、MSが今までドライバのクオリティの為に、無実のOSを「ブルスク出やすい」とけなされまくったのも事実。
仕方ない選択とはいえ、せめてドライバ単位で署名無視を選択させてほしかった。。
この問題は、カツOH!さんのBlogのエントリ、「Windows Vista x64 - ドライバ署名の強制を無効にする」にお世話になりました。改めてここでお礼を。m(__


2) なぜかPhotoShop EL 6が起動しない。。
→これは64bitの問題ではなさげですが、PhotoShop EL6が、起動せずこける。これが週マス編集直前に発覚してパニックになりかけました。(汗)
原因は何と、TWAINドライバの読み込みのせい。確かにスキャナ機能付きプリンタと、Logicoolライブカメラとか付けたけどさぁ。。
PhotoShop EL6はファイル編集しかしないので、Adobe サポートデータベース「TWAIN プラグインの読み込み中にアプリケーションが終了する」にて無効化して対応。


そのほかは、64bit上でもすいすいと動いてくれました。
Adobe PhotoShop EL6
Adobe Premiere EL4
・FireFox3/Thunderbird2
・MS-OFFICE Professional 2007
FFFTP/紙芝居クリエーター/AviUtl/GOMプレイヤー/LimeChatSkype/CravingExplorer/SmileDownloader/UnEditor/Tween/AviSynth+図書館PさんのH.264エンコセット
正直ドキドキものでしたが、これだけ動いてくれれば十分です。^-^;


通常時のアプリ速度や体感スピードについては、さすがの一言。Vistaは起動フェーズに入ってから約10秒程度でログイン可能になります。
ニコ動に上がっている超ヘビー級動画も、ぬるぬるです。更に言えば、弾幕やニコスクリプトにもビクともしません。複数窓ももちろん平気。
まぁ、これだけツッコンでいて、ヘタレたら泣きますが(^-^;
今までIntel系システムで感じていた、窓の展開などの微妙な引っ掛かりももちろん無し。この辺は、さすがのバススピードですね。。


一番重要な、Premiere ELでの編集、レンダリング。そしてエンコのスピードについて。
週マス本編を例にとると、作成時に約22GByte前後の無圧縮AVIファイル(512x384 30fps 20分強)をレンダリングし、エンコードします。
まずPremiere ELの応答スピードが半端なく上がりましたw こんなにスイスイと切った貼った/プレビューが出来るだけでも、価値ありまくり。
レンダリングスピードは、以前の約2倍程度。これは恐らく、HDD書き込み(約70MByte/s)の上限値でしょうね。。
これを図書館Pさんのセットに突っ込む訳ですが…


うっは、早い!CPUどんだけつかってるのかな〜…と、タスクマネージャーを開くと、8つ見えるCPUグラフ(4コア+HyperThreading)が、ギザギザに稼働。
え?ってことは、CPUの能力、まだ空きがある?まさか、エンコードまで、HDDの読み込み+書き込み上限に引っ掛かってる??
計算してみると、見事にHDDの読み込み上限スピードレベル。恐ろしい。。
オンメモリに乗るであろう、1G程度の無圧縮AVIをエンコしてみたら、図書館Pさんのセットで実行するときのDOS窓で、%の表示が見えないスピードで上がっていくのが見えました(汗)これは怖いw
このため、安全策をとっていた作業用領域、1T HDDのミラーを解除し、読みこみと書き出しを別ドライブとする事に。FVLやH.264の無圧縮AVI化をAviUtlで実行する際も、このようにすることで少し早くなりました。(元データはオンメモリでしょうけれど、ね。)


というわけで、今後は足回りの強化(RAID0やSSD)が必要になりそうです。^^;
まさか、ハードウェアエンコとか要らないじゃん?とか思ってしまう事になるとは。
Intelの本気、恐ろしいっす。


投資金額:約13万也。物欲を抑えるには、ちょーっとお高い買い物ではありましたが、価値あるパフォーマンスだと思います。
ああ、Adobeのフルセットがまた遠のきました(オチ