ニコマス作品、という枠を飛び越えよう


ClubNights 本編(19:00開演分)
THE iDOLM@STER ClubNights 19:00‐ニコニコ動画(9)


ClubNights ポータル
http://clubnights.web.fc2.com/


関連エントリー
座談会に参加してきましたよ〜
聴く事を楽しむ、ニコマス作品
音をテーマとする企画…とな?


ニコマス作品を延々と見てきていて、このカテゴリーから生まれた、様々な成果を見てきたように思います。
アイドルマスターというゲームの最高級3D映像コンテンツと、音楽を組み合わせるPV。
アイドルマスターというゲームに登場する、練られたアイドル像を用いた映像ノベル。
アイドルマスターというゲームの世界観を、上手く使ったネタ系作品。
そして、アイドルマスターというゲームでリリースされた、アイドルによる曲を用いたRemix/マッシュアップという方向。


今までにも、音系を中心とした作品は存在していました。
しかし、企画として「会場」や「イベントであること」を意識させたのは、このClubNightsが初めてだったと思います。
そして、その中身は、それだけの準備に相応しい作品でありました。

■作品そのものの感想について

私自身の、一番のお気に入りは、21:00〜の回 のTOP、伊織です^-^
コメント数が凄いことになっていますが、いやぁ、釘宮病的なモノを除いても、伊織にこの曲が似合うことに加えて、アレンジの方向が「ClubNights」全体の雰囲気を踏襲しつつ、遊び心が多めで、聴いていて実に楽しい!
もちろん、俺の嫁である所の、あずささんもこの回。癒されるわぁ〜w
曲の並びも、開演〜閉演までの流れを意識させるような構成となっている所がステキですね。


すべての曲で、1つのまとまった雰囲気があり、その中で様々な方向でのアレンジが施されています。
そして、目立たないながら、ほぼ静止画に見える映像のアクセント的な動きも、曲を助ける効果がありました。


作品を見ながら、映像と音楽にどれだけ集中させるかというのは、ニコマス作品では中々難しいものがあります。
特に、PCをヘビーに使っている人であれば、ニコ動を見ながらチャットしたり、TVをチラ見したりと、集中しないで視聴するスタイルが身に付いているでしょう。
「作業用BGM」なんてタグがあるニコ動作品も珍しくはありません。
しかし、この作品は、音がメインであるというハンデをものともせず、目と、耳を奪われます。それも、作品時間目一杯。
それだけの価値がある、素晴らしいアレンジでした。


ホント、曲の編成や、アレンジの方向といった、音楽要素的な部分に踏み込めない(知識が無い)のが、これほど悔しいと思ったことは無いです。
この作品そのものを、言葉に出来ないのですから。。

■この作品の背景に想うこと

全体を聴いて思うことは、単に作品としてリリースするのではなく、企画として様々な手を打つだけの価値がある作品であったということ。


企画としての雰囲気を作るために、この作品のリリースまでに使われた様々な手法。
ブロガーの事前レビュー、時間を区切って4つのステージとしてリリースし、時間を意識させた手法など。
音素材をガチで扱うことの難易度、そして映像という大きな情報をあえて大幅に減らしてのチャレンジ。


ここまでやるとなると、正直、下手な作品は出せない…というか、リリースしたPさんには、相当のプレッシャーが掛かるわけです。
それに見事に応えた、この作品には、本当に頭が下がります。

■この作品を楽しむ為に

音楽の素養の有無に関わらず、見て、聴いて。
唄っているアイドルを想像してみたり、どういうアレンジなんだろう?と考えてみたり、使われている楽器を想像してみたり。
聞く側の想像1つで、この作品は、楽しみ方が増えます。そして、その楽しみ方に、応えてくれるだけのコンテンツだと思います。


そして、作ったPさん、相当に音にこだわってます。
PCからLineで音をとってアンプに投入して、スピーカーで聴いて楽しめる作品なので、環境も是非整えてみるべきかと。


最後に1つ。
座談会でもちょっと触れましたが、こういう作品にこき使われた(笑)ブロガーさん達が一杯います。
この企画だけでなく、Pが自信を持ってリリースする企画や作品で、ブロガーが応援したりするシーンを、また見てみたい、協力してみたい…と思うのは、私だけではないはず。