それでも私がニコニコ動画を見るたった1つの理由


ニコニコ動画界隈、相変わらずにぎやかですね。
見なくなる理由を挙げたり、Newsサイトとニコ動は相容れないのではないかというエントリが出たり。
色々思う事や、感じたこともありますが、相変わらずおっさんはニコ厨です。


昨年晩夏くらいから、ニコマス作品を含めて、ニコニコ動画でUpされる様々な作品を見てきました。
そして今でも、プライベートの時間の結構な割合を、ニコニコ動画の視聴に充てていたりします。
ニコマスの技術やネタの発想力、ボーカロイドの調教、その他様々な才能の発揮を見るのは、とても楽しい。


おっさんがニコニコ動画を見る理由は、まとめればただ1つ。
才能の無駄遣い」をもっと見たい
これに尽きます。
(もちろん、これを悪い意味で捉える事は、ニコニコ動画ファンはしないと思います。)


就職直後、Windows95が出る直前でしょうか。
短期出向先で見かけた、インターネット+Webブラウザ。(まだWindows3.1でしたから、MOZAICブラウザでした)MXが1.5Mbpsで接続だったので、すでに渋滞が始まっていた頃でしょうか。
始めて見たネットの世界は、「全世界に繋がっている!」ことよりも、「そんな貴重なネットワーク上に、普通の日記とか載ってる!」ことに驚きました。
そしてあっという間にWebの世界に広がった、個人の才能によるエンターテイメント。これが、おっさんをネットの世界にはめた原因です。
日記、掲示板、ネタサイト。インターネットは、個人やコミュニティの能力で、どれだけ人を楽しませることが出来るのかという、実験場になりました。
そして更に、DTMFlashなど、テキストの世界を超えて発展してきて、その度に楽しい発見や、驚きを体験させてくれました。


そして、ニコニコ動画の登場。
2〜3回は、「ああ、日本版Youtube+αか。。」と、流し見ていた記憶があります。
しかし、ニコマス作品を見て、その作品の製作過程を知ったとき。そしてニコマスに限らず様々な作品を見たとき。このサービスの中に集積されている/発表される動画の、製作に掛けた時間や才能を知り、唖然となりました。


この場に、人を楽しませることを楽しむ人たちが集まっている。集まってきている。


この驚きと嬉しさは、正にインターネット+Webブラウザに出会った時の、あの楽しさを思い起こさせるものでした。
今でも、そして恐らく今後も。ニコニコ動画がこういう人が集まってくる場である限り、おっさんは利用し続けると思うのです。
コメント字幕が流れるという点は、おっさんにとって直接のメリットはそれほど感じませんでしたが、提供者には、これほど製作意欲を増す機能は無かったことでしょう。
そして今では、おっさんも、才能の無駄遣いと言われてみたい…と感じてます。*1


そして、ここでいう才能とは、何も機材を揃えて演出を重ねまくることだけではなく、アイデアと発想であったり、作品にどこか魅力あるポイントがあったりします。
「その発想は無かった!」
「これって実はすごいことやってるんじゃない?」
「これは綺麗だわー」
「うわなんかこれ、すごく自然に見えるけど、加工なんだよね?」
「あはは、スゲーことやってるよ!」
見て、驚くポイントが増えれば増えるほど、また作品を楽しめる。そのスパイラルこそ、今ニコニコ動画に集まっているコンテンツのパワーです。


知れば知るほど、飽きるには、まだ早いと感じることが出来るサービス。掘ればいくらでも出てくる楽しみの泉。
自分なりの楽しみ方は、まだまだきっと眠っているのではないかなぁと思います。




こんな感じで、今現在ニコニコ動画を見る理由を、ここに残しておきます。
さて、1年後、2年後に、これを見返した時に、おっさんは何を思うか。今から面白がっておきますw。

*1:最近はこのタグのハードルが高いですがw